よく怒る人、批判ばかりする人の本当の正体は○○な人。自覚のない怒りっぽい人への対処法は?

居酒屋、バーの「迷惑に気付かない常連客」マウント、ナンパ、ケンカ、飲食店経営者の悩み。優位性 料理人の茶話

近所の飲食店の奥さんがうちに来て時々グチを吐きます。
グチの多くは義父のことで、お店の店長でもある人です。
この店長、少々短気なとこがあってすぐに声をあげて怒るんです。

ただ比較的、怒りは長続きしないようなので、家族やアルバイトの方々もなんとかやり過ごしているようですが、奥さんの心には鬱蒼としたものが蓄積しているのでしょう。

さて、お恥ずかしながら実は私も昔は、仕事、家事育児など小さなことでそれはそれはよく怒っていた人間でした。
これから、よく怒る人について解説していきますが「お前が言うな」という声が飛んできそうでやや戦々恐々ではあります。笑

そんな自分の経験と戒めも踏まえ、今回はよく怒る人の本当の正体とその対処法について解説していきたいと思います。

なぜ、人は怒るのか?

まずなぜ人は、怒りというネガティブな感情がなぜ沸くのでしょう。
できればいらないですよね、こんな不快な感情。

しかし、怒りは生きるために必要な感情なのです。

これを知っておくだけでもよく怒る人への理解のステップになると思うので詳しく解説していきますね。


怒りは、自分が傷つけられたり搾取されないよう、家族や仲間に危険が及ばないよう、守るため、戦うために備わっている感情です。
ほとんどの動物にある本能です。

ですので、もしあなたに対して怒る人がいたら、その人はあなたに何かしらの脅威を感じているということになります。

ただ、不安や不快感、そして恐怖も、怒りと表裏一体です。
これは相手からの攻撃、リベンジの可能性を予測し備えるためですね。本能的な怒りは恐れや不安からの抗議行動とも言えます。

なので、怒るというのはただ単に怒鳴り声をあげて攻撃する様だけではなく、
・誰かに嫌悪感を抱く
・不満やグチが出る
・正義を訴えて正そうとする
なども、現われ方がちがうだけで元の感情は同じなのです。

これらを踏まえると、全く怒らない人というのはそうそういないことがおわかり頂けると思います。


とはいえ、やはり『よく怒る人』というのは、円満な人間関係においてどうしても支障をきたします。

よく声を荒げたり、批判ばかりしたり、疑い深かったり…なんて人がいるとこちらもイライラや不快感といった怒りの連鎖が生じてしまうので、できれば近寄りたくない存在ではあります。

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よく怒る人は『経験値が低い』『正義感が強い』

なぜ、そんなによく怒るのか、それには以下の性質が怒りという感情を起こしやすくしているからだと考えます。

1、経験値が低い
2、正義感が強い

では、この2つを解説していきます。

1、経験値が低い

冒頭の奥さんは義父のことを「昔気質の人だから」とよく言います。

義父は義祖父が開業した飲食店に10代から入り現在までこの道一筋。
時代の移り変わりを理解しつつも、変化を受け入れられない一面もあり、昔気質の自分のやり方に反する事態が起きるとすぐに怒鳴るのだと。

そうなんですよ。
よく怒る人というのは経験が少ないがゆえにメソッド(方法・手段)も少ないので、自分が思っている動きをしない人を『変わり者』『非常識な人』とみなしてしまうんです。

そもそも人は、様々な経験から学びを得ますよね。
この経験と学びの多い人はメソッドやアイテムをたくさん習得しているので、何かが起きたとき多様に考えて物事を運ぶことができます。

でも、例えばメソッドAしか知らないと、BやCをする人を「なにやってんだ!」「ちがうだろ!」と怒ることしかできません。
保守的でアップデートが難しいので、BやCの有効性を探ることができないのです。

また余談ですが、いつも同じような人といたり、高齢(特に男性)であるほど思想が固着される傾向があると言われています。

2、正義感が強い

よく怒る人は本人なりの正義感が強すぎる一面があります

多くの人が持っている一般的な正義論は確かにありますが、そもそも正義というのも人それぞれです。

例えば『いじめは良くない』は多くの人に共通している正義ですが、
「どこからがいじめなのか?」
「いじめられっ子にも原因があるのでは?」
という議論は度々起こりますし、なんなら、いじめている人は『いじめではなく正義の制裁行動』という意識だったりもするわけです。

このように何が正義かは人によって違うものなのに、よく怒る人は自分の正義が一般認識だと思いこんでいる場合が多いのです。

正義感の強い人は日頃、このような言動が多く見受けられると思います。
「アイツはここがダメだ」と人や物事への否定が多かったり、
「こうしたほうがいい」などと、人の話を聞くより自分の意見やアドバイスを発するほうが多い。

そしてその正義が強すぎるため、同じ正義を持たない人に「お前は間違っている」「周りは迷惑している」ということを知らしめようとするのです。

歪んだ正義感のように思いますが、当人たちにはそれこそ正義の制裁行動なのでしょうね。

よく怒る人はメンタルも弱め

メンタルが弱いというと、小さなことでもくよくよと落ち込んでしまうような気弱な印象があるので、人に向かってしょっちゅう怒っている荒々しい人は該当しないように思うでしょう。

ところが、メンタルが弱いからこそよく怒るのです。

メンタルとは精神や心のことを指します。
よく怒る人は、他者など外的要因によってその心が大きくふり乱されている状態です。

逆にメンタルの強い人というは、人の言動や環境の変化にも心を揺さぶられない人のことを言います。
自分と他者との間にしっかりと一線を置いているので負の影響を受けないんですね。

メンタルが弱いと心身を病む可能性が高くなるので、そこにも注意が必要です。

よく怒る人を怒らないようにすることはできるか?

では、よく怒る人を怒らないようにする方法はあるのか?ということについてですが、残念ながらこのよく怒る人を他者によって矯正するのはなかなか難しいです。

よく怒る人は『教えてやっている』『正論を言っている』という思いが強く、怒っている自覚すらない人もいるため、他者の指南など必要としていません。
いや、むしろそんなことをされたら反発心すら沸いて余計なトラブルになりかねません。


ただ何も方法がないわけではなく『気付き』をもたらす方法はあります

前回の記事で、言いにくい事を伝える方法を解説しているのですがその中に『Iメッセージ』という会話術があります。
これは「私は~」と自分の気持ちを率直に伝える方法です。

よく怒る相手に「私はそれをやられると悲しいです」と伝えていくことで「どうやら自分の言動はこの人を傷つけているようだ」と薄々でも気付いてもらうことができれば、変わるきっかけになる可能性は大いにあります。

また、
『状況整理』
『気持ちを伝える』
『提案して相手に選択させる』
という会話の運び方で納得してもらう『DESK法』という伝え方もあります。

例えば「作業がバッティングしちゃったね。私も正直焦った。あなたが作業に入ることが前もってわかる手段はないかな?あらかじめ分担を決めておくとか、口頭伝達だけでも助かるし」

この言い方をすると、解決に向けて考えることにシフトされやすくなります。
選択肢を渡すことで相手の気持ちを尊重することにもなるので、不毛な感情論を遠ざけることができます。

『Iメッセージ』『DESK法』についてはこちらの記事で詳しく解説していますのでもっと知りたい方はぜひご覧ください。
言いにくいことを相手を傷つけず伝える会話術【アサーション】例を用いて簡単にわかりやすく解説


また、よく怒る人に「あなたは冷静なときは話をしっかり聞き入れてくれる人だ」と言うことで、相手に『話をしっかり聞く人』になってもらうという暗示法みたいなものもあります。
それをラベリング効果と言いますが、こちらも合わせて参考になさってください。
あなたの店のお客様を『良いお客様』にさせる暗示法。迷惑な常連、困るお客の対処法。ラベリング効果


そして最後に、もし、ご自身がすぐ怒ってしまうことにお悩みでしたら、怒りを科学的に抑える方法をこちらの記事でいくつか紹介していますのでこちらもよろしければ参考になさってください。

怒りっぽい人へ。人間関係が壊れる前に試みたいアンガーマネジメント・怒りのコントロール



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