飲食店の二毛作ビジネス。間借り営業。実際に経営している私がメリットとデメリットをお話します。

飲食店の二毛作、間借り営業、握手するパートナー 飲食店経営記事

特にコロナ禍の今、飲食店の苦境打開策としてもテレビなどで話題の間借り飲食店経営。二毛作ビジネス。実際はどうなのでしょうか?

二毛作って本当にあり?

ビジネスとして信頼できる相手とであればメリットは大いにあると私は思います。

経験者としてお話しする前にうちの経緯と形態を簡単に説明します。

うちは5年ほど、二毛作で飲食店を経営しています。
もともと惣菜販売と仕出しやケータリングをメインに始めた店舗でしたが、イートイン併設だったので、その客席と営業していなかった夜の時間を利用して、後に身内が居酒屋バーを始めました。

やってみてですが、発展の幅が広がったのは間違いないですね。

客層はかなり違いますが、違うからこその相乗効果も絶大で、惣菜を購入されたお客様のご家族が居酒屋に来店されたり、居酒屋のお客様が勤務先のイベントでケータリングやお弁当の仕出しをご依頼されたり、その他いろいろなお仕事にも繋がりました。

家賃などの費用負担が軽減されるのも大きな利点です。


ちなみ最近はいろんなタッグがありますね。

■昼に野菜や卵や花などの食品物販販売、夜は居酒屋
■昼にウーバーを使ったテイクアウト専門のランチ、夜はスナック
■通常はカフェで、定休日に料理教室

スペースが必要なビジネス同士が費用削減と発展の目的で手を組むわけですね。

営業許可はどうなるか?

飲食店+飲食店の場合、営業許可をどうするべきか悩みますよね。
既存のお店の空いた時間に新たな事業者が入る一番多いケースで見てみると

パターンは2つ

  1. 営業許可は既存の店舗のものひとつで運営。

    後から参入するほうは、言ってみれば決まった時間の運営だけする「雇われ店長」のような立ち位地になることが多い。

    資金や資格などがなくてもトライアルのように始めやすいのが魅力ですが、多くの権利や万が一の責任は既存店の経営者にあるため現実的には

    “自分のお店” というよりは “自分が一任された時間” の方が近いでしょうか。


  2. それぞれが営業許可を持って経営。

    1つの箱の中に、確立された2つのお店が存在する「間借り経営」システム。

    それぞれが食品衛生責任者の資格と営業許可を保健所で取得しています。後から参入した方がいわゆる店子(たなこ)ということになりますね。

    既存店の経営者との取り決めにもよりますが、1の“雇われ店長”よりは独立した活動の幅を広げることも可能です。


実際、二毛作経営にはどちらのパターンも存在しています。どういう関係性でやっていくかによります。

最大のメリットは費用軽減と相乗効果

メリットとしては

  • 設備費、地代家賃などの折半による費用軽減は一番大きなメリットと言えます。
  • 相乗効果も絶大で、それぞれを利用するお客様に宣伝がしやすいうえ、他店との営業形態の差別化はお客様の興味も引きやすいです。何より店舗の活動時間が長いとそれだけ人の目に留まる頻度が増え、存在アピールに繋がります。
  • 連携があればお互いの商品をスポット的に取り入れてより多くの方にアピールしたり、メニュー幅の拡大、食材のロスの軽減も可能です。

デメリットの大半は人間関係から生じるもの

デメリットとしては

  • どうしても最初はお客様が混同しやすい点があります。これは掲示などで明確にしていく必要があります。
  • どちらかの経営が困難になったときに連鎖的に影響を受けてしまいます。
  • お互いの認識違いや気遣いなどによる精神的な疲弊が伴う(これが一番多い)

    例えば、経営上の取り決めの認識違い、金銭のやり取り、お客様をめぐるトラブル…

    もっと細かいことを言えば、どちらかの予約などによる仕込み時間や営業時間の変更などのやりくり、冷蔵庫内や保管スペースの配分や、掃除や食器の洗い方の衛生的観念の差など、モヤモヤの蓄積や関係性の悪化に繋がったりします。

ビジネスパートナーとしてうまくやっていくために

パートナーの繁栄が自分にも利益をもたらすことを意識することが大切です。

パートナーの営業に何かしらの支障をきたさないよう、相手側にたった配慮とコミュニケーションの構築は絶対的に必要不可欠です。


そして、言いづらくても面倒くさくても細かな取り決めをしておくと、その後の活動の円滑度に差が出ると思います。例えば、

  • 光熱費など変動する費用の支払い割合
  • 保険の確認
  • 設備や備品の使用に際する取り決め
  • 清掃や機材のメンテナンス等の分担
  • 破損物の修繕対応の取り決め
  • あらゆることに対する権利の確認

最低限この辺りは取り決めは明確に記しておくべきです。

1つの箱に違う趣の人と人が入るわけですから、お互いが繁栄することがお互いに良いと考えとにかく良好な信頼関係を築ければ、二毛作は大変有利な経営法であると私は思います。


私たちがやっている二毛作ビジネスについてもう少し詳しく記事を書いています。よろしかったら見てみてください。
実際に私たちがやっている二毛作スタイルをご紹介!

二毛作はどうも気が重い、もっと気軽にシェアしたい!一時的に、イベント的に、空いたスペースを使ってもらえたら…

という方にはシェアスペースというこんな方法もありますよ。
登録は無料なので、参考までに!

空きスペースを1時間単位から収益化!【スペースマーケット】
飲食店経営記事
鷲たか・ワシタカバーをフォロー
わしたか ノン

飲食店経営歴10年 食生活アドバイザー 薬膳食育師
仕出し、ケータリング、出張調理、イベント、料理講師、映画ドラマ等のロケ弁や炊き出し、多種多様なお仕事をしています。
そのため更新は不定期、コメント欄もありませんがご質問等はお問い合わせよりお気軽にどうぞ。

鷲たか・ワシタカバーをフォロー
washitaka.net
タイトルとURLをコピーしました