『それ本当に大事?』付き合い・接待という遊びの免罪符。飲食店経営者の彼女・奥様のお悩み心配事

飲食店の彼女・奥様の心配ごと。お付き合い、営業、接待という遊びの免罪符。経営者とお客様。 料理人の茶話

深夜、知人の飲み屋で居合わせた “料理店の店主と交際しているという女性” からこんな心配ごとポロリ…
「彼氏はとにかく付き合いと言っては飲みに行ったりゴルフに行ったりすることが多い。
特にその相手が女性だと本当に仕事上のお付き合いなのか不安になる」

もうね、この手の商売のあるあるですね。これでダメになったカップルも珍しくないですし。

今回の話は飲食店経営者の“付き合い”というものについて悩める彼女や奥様へ、私、女の経営者ではありますが付き合いに対する個人的見解と、健全な付き合いをしているだろう経営者の特徴も3つ、解説しています。

いろんな経営者がいるもんで、結局、この話には大した着地点はないことを前もってお伝えしておきますね。

でも、付き合いは本当に大切なんです

まずはこの付き合いというもの。
お店の繁栄においても大切なことのひとつだと言うことを女の私からも心から伝えておきます。

『付き合い』の他にも『営業』『接待』とも言ったりしますが、これにある程度の理解が持てなければ、ケンカばかりの交際や結婚生活になっちゃうんじゃないかなと思います。

飲食店に限らず、ビジネスの根底は「人と人」なので、人脈が広ければ広いほどビジネスにおいても良い影響をもたらすのは確かなのです。

付き合いは経営に切り離せない営業活動だと言っていいと思います。
もちろん、付き合いがなければ経営が出来ない、とは言いませんが、付き合いがあったほうが繁栄に繋がる確率は相当高くなります。

私が知っている経営者さんたちも、付き合いなどの営業活動をしていないという方はあまりいないですね。
頻度は人によってまちまちですが、少なからずみんな当たり前のようにやっています。

そして、お店とお客様の距離感が近いお店ほど付き合いの傾向は強いと思います。

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モヤモヤするのは付き合いという免罪符ではないですか?

飲食店経営者の彼女や奥様は、そんな『付き合い』というものに一定の理解を示している人がほとんどだと思います。

何にモヤモヤするのかというと、
『ただ遊びたいだけじゃないか?』
『お気に入りの女性と会ってるんじゃないか?』
ということだと思うんですよ。

「付き合いなんだからしょうがないじゃん」の言葉。
それ以上踏み込めないだろう免罪符、文句を言わせないための印籠…
この言葉を私欲のための盾として使っているであろう相手にモヤモヤするわけです。

でも実は相手からすると、彼女や奥様を心配させたくない、余計な揉め事を起こしたくない…
という、円満な関係を守るための言葉だったりもするんです。


人間ですから、特にお酒が入ると羽目を外してしまうことも否めませんが、
基本、健全な付き合いをしている(であろう)経営者の特徴を次項にちょっとだけ挙げてみますね。

健全な付き合いをしている経営者の3つの特徴

同業者の私の完全な私的データではありますが、こんな感じの上手な付き合いをしている経営者なら、健全度が高だろう…という3つの特徴を紹介します。

1、付き合いはいろんな相手と、いろんな場所で

付き合いを重んじる人や人気者は、いろんな人からお誘いがかかったり、付き合いの対象者が多いため、いろんな場所にいます
なので、いつも同じようなメンツ、しょっちゅう同じ場所となると、付き合いよりは遊びの要素の方がベクトル強めかな…と思います。

地域性などもあるので一概には言えませんが、局所的、限定的なお付き合いをしている人が「付き合いなんだから仕方ないじゃん」と言うなら、
同業の私からすれば、「え、それしか付き合いをする人いないの?」というツッコミの対象となります。

2、変な噂がない

人が集う世界にゴシップはつきもの。
とくに金の話、色恋ネタ、他人の不幸話など、いわゆる “メシうま” なネタは酒飲みたちも大好物であり、共有・拡散も早いものです。

たとえ、グループでの付き合いであっても、あやしい関係性が見え隠れする者は
「だいたい一緒にいるよね」
「あの二人いつも距離近くない?」
のような周囲の勘ぐりから、あっという間に噂が立ちます。

前述にも繋がりますが、局所的、限定的な付き合いをしていると、なおのことそんな噂が立ちやすくなるものです。

ですから、変なウワサが全く流れてこない経営者なら、お付き合いにおいて上手に立ち回りができている人だと言えるわけです。

3、電話にはわりとすぐ出る

人との関係を大事にしている人ほど電話にはちゃんと出ます。出れなくてもすぐにかけ直したり。

人って、やましかったり気まずいとき、電話に出るまでに時間かかったりするもんなんですよね。
出ようか出まいか迷ったり、何て言おうか考えたり、落ち着くために一呼吸おいたり…これは誰しも経験があるかと思います。

もちろん、周囲への気遣いや、騒音などの環境によってすぐ出れないこともあるので、これだけで疑うのは危険です。
しかし逆を言えば、すぐ電話に出るという行為は、その相手と繋がることに躊躇がないということは言えると思います。



そして、番外編としてもうひとつ紹介します。

〔番外編〕今度一緒にいこうよと誘ってくる

彼女や奥様のことを付き合いの場に呼んでみんなに紹介したり
付き合いで利用した場所が良いところだったから今度一緒に行こう!と誘ったり
これがあると健全度としては高めだと思います。

自分にやましい記憶のある、人や場所に対しては、彼女や奥様との接触や進入を自然と避けたがるものです。
男の人って器用じゃない人が多いものですから。

ただし、仕事の領域に彼女や奥様を入れたくない、入れるものじゃない、っていう人も結構いるので、あえて番外編とさせて頂きます。

あくまで、①~③まで当てはまらなければ “クロ” ということではなく、
当てはまればとても上手な付き合いをしている健全度の高い経営者だろうと私は思うのです。

付き合いと遊びの線引きが難しいこともあるんです

正直、付き合いって遊びとの線引きが難しい場合もあります。

女の私にも、こういう付き合いの機会は多少なりともありますが、仕事関係の相手との信頼関係の構築を大前提に向かっても、場が盛り上がると遊びと同じように楽しかったりして、帰りが遅くなって家族に悪いなとか若干後ろめたさも残るなど、そんな感覚に陥るときがあります。
これ、みんなあると思います。

なので、相手が陽気に帰ってきたら「ストレスのない付き合いができたんだな」と思ってあげられるといいんですけどね。

実際は難しいかな。笑


ところで、私が人間関係や仕事においても男女の脳の違いを参考にするようになった、そのきっかけの著書を紹介しておきますね。
「男ってなんで…」「女ってなんで…」を理解できるようになると、伝え方や接し方に工夫ができ、特に異性との関係性向上に有利になります。人間関係においてはどんなハウトゥー本よりもまず読んでもらいたいお勧めの本です。




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「料理上手な妻や彼女は浮気をされない」…のではなく、「浮気されても戻ってくる」でしょう



料理人の茶話
ワシヲ タカコ

筆者 ワシヲ タカコ
食生活アドバイザー 薬膳食育師 メンタルケア心理士
飲食店経営はじめ多種多様な食のお仕事をしています。
そのため更新は不定期、コメント欄もありませんがご質問等はお問い合わせよりお気軽にどうぞ。
ここでは顧客心理をベースに実践してきた接客・集客・経営ノウハウを現場目線で紹介しています。

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