〔後編〕料理がうまくならない…料理上手になるためのポイントをプロが教えます〔後編〕

〔前編〕料理がうまくならない…料理上手になるためのポイントをプロが教えます〔前編〕料理上手とは 料理人の茶話

前編では料理がうまくならない原因をお話しました。
原因を知るのは問題解決・克服の必須条件です。
まだお読みでなければ、こちらからどうぞ
〔前編〕料理がうまくならない…料理上手になるためのポイントをプロが教えます〔前編〕

さて、前編で挙げた「料理がうまくならない原因」
ざっくりおさらいしておくと
・経験不足
・経験に見合わない料理に手を出す
・日頃食べている食事の味付けを気にしていない
ということでした。

それを踏まえてこの後編では、料理初級者~中級者くらいまでで、料理上手を目指したい人への上達のポイントをお話していきたいと思います。

日頃からいろんなものを食べてみよう

人は生まれたときから、舌で捕らえた味を脳にちゃんと記憶しています。
食べる経験が多いほど基本五味(甘味、塩味、苦味、酸味、うま味)の判別に長けてきます。
料理だけでなく、食べれるものはなんでも、機会があれば味わってみましょう。あんまり深く考えなくてもいいので味わってみましょう。
この、味の記憶のデータ量が多いほど料理上手に向いています。

初めて作る料理はひとまず冒険せず、レシピどおり作ろう

まず1回はレシピどおり作りましょう。
実は、料理がうまくならないと嘆いている人から、本当によく聞くのがコレです。「あの味を足したほうがいいんじゃないか?」「隠し味にこれ入れてみよう」とレシピ外のものを足して、結局どうしていいかわからなくなった、と。

好奇心は良いことなのですが、この段階では、まず答えを一度知った上で次回に冒険にチャレンジしたほうが、応用術の習得には有意義です。
なので、冒険は2回目以降をお勧めします。

主の材料少なめ、ワンボウル・フライパン1つなどの料理から

材料や工程が少ない料理から、とにかく経験を積んでいきましょう。
主の材料は3、4品くらいまでとか、ワンボウル、フライパンひとつで、みたいな料理はたくさんあります。
材料が多ければ必然と作業工程も多くなります。

もし失敗したときに、前向きに勉強材料にできればいいのですが、工程が多ければ多いほど、失敗したときの挫折感や喪失感も強くなります。

あくまで、工程の多い料理が作れれば良いというわけではなく、工程が少なくても、食べた人が美味しいと言ってくれる料理を作ることが重要です。

編集の少ない料理動画を見よう

近年、本当に便利なのが、料理動画。
SNSや料理サイトから発信されている料理動画は、数十秒程度に集約されていてサクッと見れるのも魅力的ではありますが、でもあれ、すごく簡単そうに見えちゃうんですよね。

料理動画は、できれば編集(カット)の少ないものを見ましょう。
実際に作る作らない関係なく、イメトレのように見るといいですよ。

ポピュラーな料理なら、YouTubeなどの動画サイトで、一般家庭のキッチンからノーカットで見せているものが結構あります。

具材の大きさ、火加減、水分量、調味料の量、タイミングなど、一連の作業が見れて、自分で作るイメージが出来る動画がベストですね。

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食べた料理の主役の味を見つける

主役の味を見つける。
これは前編で紹介した「日頃食べている食事の味付けを気にしていない」人に、特にお勧めしたいです。
外食など他人の手で作られたものを食べる機会に、主役の味を拾うことを意識します。

料理上手は、食べた料理に対し、細かな分析を自然としている人が多いのです。
そこに近づくためなのですが、やはり経験がないと細かな分析はできませんから、まずは、一番、主張してくる味を舌で拾ってみましょう

「この煮魚は味噌味」
「この和え物はごま油の香りがすごい」
「このソテーはケチャップ、いやでもソースっぽいかな」

もちろん、主役の味がわかる料理ばかりではありません。
前編に紹介したエピソードの麻婆豆腐なんてとても複合的で、何味かと言われればちょっと言葉にしにくい料理です。こういう料理は必死に拾おうとせず「辛いな」「油っぽいな」「何かはわからないけど口に匂いが残ってる」など、こんな漠然とした感想でも構いません。

とにかく味わって、拾えるものは拾ってみましょう。

失敗したときは必ず原因を考えてみよう

何度も言いますが、失敗は上級者になっても必ず付いてきます。
とはいえ経験が少ないと、何で失敗したのかわからないこともあります。
でも原因は必ずあります。

例えば、“焼いてて焦がした” にしても、単に火が強かったのか、時間が長かったのか、具材が厚かったのか、ありますよね。

そしてもし気力があるなら、失敗理由や「これが良くなかったのかも」という推測などを書き込むレシピノートみたいなものがあるといいですよ。私も昔は料理本やノートに失敗や、そこから得たコツなどを書きこんでいました。そうするともちろん忘れないし、次に作るときに具体的に対策ができるのでステップアップには一役買います。


そうそう、焦がすといえば、もうひとつおまけでポイントを…

〔おまけ〕強火料理はある程度慣れてから

フライパンを強火で熱してジャーーーーッと!料理してるー!って感じしますよね。
しかし、強火はどうしても目利きと手際の良さが伴っていないと失敗率が高い調理法でもあります。

例えば、料理の失敗によくある “ 焦がす ”

一般家庭ではフッ素加工、マーブルコート、セラミック加工など、こびりつきにくい加工がされている鍋やフライパンを使っている人が多いと思いますが、このタイプはそもそも強火調理に向いていません。間違っても煙が出るまで油を熱してはいけません。上げても中強火くらいまでで、それでも料理はちゃんとできるし、少し余裕もできます。

逆に鉄やステンレスなどの鍋・フライパンは、強火で炒め油をよく熱して使うことに適しています。よくお肉なんか、強火でジャーッと焼き付ける印象があるかと思いますが、それはこのタイプの調理器を使います。

うざいと言われる食通グルメ美食、高級フォアグラハンバーグ

いかがでしたでしょうか?
これらのポイントを意識しながら、そして、食べる人のために「美味しい料理を作りたい」と思って料理を続けていれば、着実に料理上手に近づいていきますから、焦らず楽しんで料理をしてくださいね。


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