料理人あるある9選+おまけあるある
料理人にもこの職業ならではの、多くの人に共通する特徴、いわゆる『あるある』があります。
とはいえ、料理人同士で「こんなとこあるよねぇ」と、あえて同業あるあるを話題にすることもそうそうありません。料理人はそういうもの、という当たり前の認識だからでしょう。
料理人の奥さんの料理事情は?家での食卓もお店クオリティなのか?などなど、周りの人が漠然ともつ疑問に答えるべく、そして、料理人にも「たしかに!」と思ってもらえるであろう『あるある』を集めてみました。

①自分で作ったものは食べたくない
料理人には、自分で作ったものは食べたくないという人が非常に多いのです。
毎日料理していますし、味もわかってるし。
私の知人の和食料理人は自分で切った刺身すら食べたくないと言っています。
もちろん、どうしてもこれが食べたい!と思って作ることもあるのですが、基本的には人の手によって作られたものを好みます。
よく、料理人の妻に対し
『料理が上手くなきゃプロである夫を満足させられないんじゃないか』
『料理の味を厳しく指摘されるのではないか』という話題が上がりますが、むしろその逆のパターンの方が多いと思います。
奥さんの作ったものはなんでも美味しい、文句を言わず食べる、という料理人。
誰よりも料理の手間を知っているからこそ、料理を作ってくれる人に敬意があるのではないでしょか。

②日常はわりと質素なものを食べている
日常は質素かつ簡単なものを食べることが多い。
前述のとおり、自分のために料理をしたくないものですから、何かをぶっかけただけのご飯、パン、ファストフード、コンビニ飯などをパパッと済ませる人、わりといます。
仕込みや客入りの都合など時間的な問題もあって、ゆっくりできる時間が少なかったり、イレギュラーになったりなど、よくあることですから。
特にひとり身の料理人だと、家の冷蔵庫に食材はあまり入ってない、という人も多いです。
飲み物やわずかな調味料、出来合いやレトルトなどの食品がちょこっとあるくらいだったり…。
食のプロでありながら、自分の食にはじっくり向き合わない…
なんだかちょっと皮肉なもんですね。
ちなみに私が適当にご飯を済ますのに、ごはんのお供をいろいろ常備してあるのですが、長いことお世話になっているアイテムはこれです。
適度な辛さで、テーブルに置いておくとみんな食べるので、ちょくちょく買い足しています。
③料理人の家の食卓はいつもお店クオリティの料理が並んでいると思われている
料理人自身が一家の父や母だと、その家の食卓はいつも外食クオリティだと思われていることがよくあります。
これも前述までのあるあるでお分かり頂けるように、そんなこともないんですよ。簡単な料理だったり盛り付けも気にしなかったり。
私は料理人兼主婦でもありますから、やはりよく言われます。お客様などから「ワシヲさんのご家族はいつもお店の味が食べられるなんて羨ましい」と。
そう言われたときは「いえいえ、子供の大好物はラ王ですよ」ときっちりオチをつけるのが常でありました。
④外食好き、酒飲み
外の味への好奇心もありますが、やっぱり自分で作りたくないがゆえ、外食やテイクアウトに偏る人は多いです。
そして酒飲みの人は本当に多いです。
私のまわりの料理人なんて知る限り、酒飲み率100%です。
酒飲んでねぇとやってらんねぇ!というようなストレス要因というよりは、食べ物とお酒の相性に楽しみを見出している人が多いように思いますね。
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⑤どこに行っても仕入れ目線・商品化目線
プライベートな買い物、外食先、旅行先などで出会う食材や料理に対し、仕入れ目線・商品化目線で見てしまう…これは職業病と言っていいかもしれません。
「ここの魚は安いけど店の料理には向かないな」
「この料理の原価はこのくらいか…」
「こういう酒をうちにも置いてみようかな」などなど。
仕事では毎日同じようなものを作っている料理人も多いですが、やはり目の前以外にも視点を向け、いろんなものを取り入れたり情報を得たりするのもお店の繁栄には必要不可欠ですから、自然と養われている性質かと思います。
⑥外食のとき、空いたお皿などを片付ける
外食などで目の前に空いたお皿などがあると、ちまちま片付けたり端に寄せたりしますね。
職業病と言いたいところなのですが…
意外にも自宅で妻や家族との食卓ではまったく片付けないと言う人が結構いるので、外食先のお店への配慮とか、一緒に食事をしている人への気遣い、みたいなものかもしれませんね。
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⑦高学歴の人がいない
はい。もう残念ながら料理人には高学歴の人はなかなかいません。
大卒はいても『高』がつくほどの学歴の人となると。
なんでしょう、個人的に見ても、料理人にはやはり職人気質の人が多いように感じるので、頭脳派よりも感覚派、肉体派が台頭する職業ということでもあると思います。
【おまけ】サイコパス
以前、別の記事にも書いたのですが、心理学者ケビン・ダットンによると『サイコパスが選ぶ職業ランキング』で料理人が9位にランクインしています。
ちなみにサイコパスと言うと、猟奇殺人者のようなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、厳密に言うと『人に対する愛情や思いやり、または道徳や倫理観、 恐怖などの感情が著しく欠如しているため、きわめて自己中心的に振る舞う傾向がある精神病質者』だそうです。
なので、なにも殺人を犯すような人じゃなくても、他人への共感の欠如により、自分の利益の為なら人が傷つくこともいとわない人がサイコパスに当てはまるわけです。
ちなみに参考著書をご紹介していきます↓ 料理人の話からそれますが、あなたの身近にもいるであろう、100人に1人とも言われるサイコパスについて詳しく書かれています。サクッと読めてなかなか面白い本です。
いかがでしたでしょうか?
料理人ご本人、また、身近に料理人がいる方、「あぁ!あるある!」と思っていただけたのではないでしょうか?
お楽しみいただけましたら幸いです。
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