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『客が来ない店』にいる悪霊の正体。潰れそうな店に必ずある『負の連鎖』 活気と円満アピール集客術

飲食店の集客方法「活気と円満」は集客の絶対条件。居酒屋、バー。 接客術 関連記事

すいません。タイトルから『霊』などとスピリチュアルなワードを出しましたが、私は霊とか妖怪とかヒモ男には無縁な人間ですので、今回も、顧客心理から飲食店経営を考えた、人の心理に絡む話になっています。

灯火(ともしび)が小さくなって消えていくように、潰れていく飲食店は多いと思います。

この灯火は、今回お話しする『活気と円満』のことです。
そして、灯火が弱弱しくなってくると薄暗くモヤモヤとした煙に包まれる、これを『悪い霊』に例えて、その正体について追求していこうと思います。

今回解説する「活気と円満のアピール」という集客術は広告費をかけなくても自然と人を惹きつける事ができます。
そして悪い霊も寄せ付けない …そんな非常に前向きなお話です。。

人間は明るいところにどうしても目が行く性質がある

最初にちょっと、私がよく行くスーパーの話しをさせてください。

そこのレジの、ある店員さんのメイクが下がり眉なんです。昔の工藤静香さんみたいな困り眉毛。
とはいえ接客も丁寧だし、会計作業もスムーズでなんら問題はありません。
でもなぜか私は、その店員さんじゃないレジに並んでしまうんです。

なぜかと言うと、レジってちょっとしたやり取りあるじゃないですか。「ポイントカードは~」「支払方法は~」など。
そのやり取りのたびに目に入ってくるその店員さんの表情がなんというか、けげんな顔、苦い顔なんです。
下がり眉メイクのせいだと理解はしているのですが、「なんか私へんなこと言ったかな…」と、こちらも一瞬いぶかしくなってしまうんです。
さらにはちょっと落ち着いた感じの店員さんなのでハキハキ感はなく、余計その “けげんさ” がマッチしてしまう…。

避けてるというほどでは無いんですけど、選べるならなんとなく他の明るい店員さんに足が向いてしまうんですね。

買い物自体、いちいち周囲の人なんて気にしていない日常の一コマですが、
人間は、暗いところと明るいところがあるなら、感覚的に明るいほうに目をやります。
浮かない雰囲気より活気ある雰囲気のほうに足が向くのは自然なことなんですよね。

活気を見せれば広告以上に注目度が高まる

活気を見せれば注目度が高まるのは必然的なことです。

ここで言う活気は、明るさや元気さ、動きなどのことを指します。
例えば、道を歩いていて賑わっているお店を見かけると、それだけで気になりますよね。どんな魅力がそこにあるのだろうと思わせてくれるからです。

じゃあ結局お客様がたくさんいなきゃ、活気アピールはできないのかと言うとそうでもなくてお客様がまばらでも、スタッフがテキパキ動いていたり、笑顔だったり、店先の掃除や装飾、植え込みの手入れ、打ち水をするのも、お客様を迎え入れるための作業ですから、それだけで躍動感が演出できます。

また、階上の店舗や中が見えないお店の場合も、店先の看板や装飾などの “もの言わぬセールスマン” で活気はアピールできます
SNS情報や個性の発信も大変有効ですね。
それについては以前詳しく書いた記事がありますのでよろしかったら参考になさってください。→飲食店の集客方法「入りやすい店作り」の巻。4つの情報を発信して入りにくさを打破しよう!

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円満なスタッフの関係性は活気ある空間作りに必ず一役買う

そして、中の人たちが良好な関係性であるかどうかは『お店の繁栄をも左右すること』だと、私も経験上、確信しています。

スタッフや店主の仕事には、お客様が心地よく飲食するためのパフォーマンスが非常に重要です。
しかし人間は士気が落ちたり不純な気持が生じると、パフォーマンスも低下します。
そうなるとお客様に不快感や余計な緊張感などを与えかねません。

私も恥ずかしながら経験がありますが、中の人たちがギスギスとした関係だと、お客様の前では隠せているつもりでも、ちょっとした表情や行動からこぼれていたりするものです。

さらには、スタッフ間の「アレはまだなの!?」「コレできてないじゃん!」と苛立ちの声が客席にまで聞こえてきたり、
何かミスをしたスタッフがお客様の見えるところで叱られていたりと、いや、もう絶対やめたほうがいいです。

お客様はただ心地よく飲食したいだけなので、ネガティブな空気や情報は何ひとつとしていらないのです。

みんなが仲が良いと、チームワークが円滑になるのは必然。ゆえにパフォーマンスの向上につながり、結果それはお客様の心地よい時間をもたらすことにつながります。

悪い霊の正体とは?

さてここで冒頭の霊の話です。

悪い霊。
いたら確かに困りますが、そんな胡散臭い話や御札を売りつけたりはしませんのでご安心ください。

でも昔、“自称・霊媒師” という方にこんな話を聞かされたことがあります。
『怒りや悲しみや虚無感など負の感情を抱えている人に悪い霊が寄ってくる。また、そういう人が行きやすい場所に霊は居ついてまた手招きしている』と。

この人が本当に霊能力があるのかどうかはさておき、ただちょっとだけその意味がわかる気がするんですよ。

どういうことかと言うと、
そもそも飲食店って、そのお店の趣に合ったお客様たちが集いますよね。 いわゆる『客層』というものです。

私は近所にスナック街があるのでいろんなお店に行くのですが、
例えば、カラオケでいつも賑わっているスナックには歌いたい人が集まってきて、いつも歌声が絶えず賑やか。
物静かなマスターがいる隠れ家のようなお店には、ゆるい会話でまったり飲んでいるお客様ばかり。
高齢ママさんのお店には、お客様も老紳士が多くカラオケもほどほどに同じ話の繰り返しでも楽しそう…。

それを考えると、
『なんか暗い店』『怪しくて入り難い店』『客層が良くない店』なんて言われるお店は
・当然、他のお客様が寄り付けない
・心に闇を抱えていたり振る舞いの良くないお客様が集まりやすい
そんな雰囲気があるお店だということなんですよね。

雰囲気と言ってもいくつもの要素がありますが、例えば、素っ気ない、やさぐれ感、手入れを感じない店内や人の身なり、秩序の薄い環境など、そんな『負』の雰囲気。

さらに人は、その環境に合わせた振る舞いをするという性質があるので、店主自身はもちろん、スタッフやお客様にも伝染して行くという…

簡単にまとめると、
・活気や円満が見えない店
→お客様が来ない、またはそういうお客様に偏る
→士気がなくなる、どんどん落ち込む

そう、悪霊の正体はこの『負のスパイラル』なんです。


逆に、賑わっているお店は楽しげで、みんな幸せそうなリア充に見えます。
気が暗くなっている人はわざわざそんな場所には近づきませんよね

楽しく飲食をしたい人は自然と活気のあるところを選んで行きます。そしてまた活気がプラスされ、またそこに人が引き寄せられる。

ちなみに活気と言うと、わいわいがやがやとした躍動的なイメージをすると思います。
例えば、照明の落ち着いた静かなバーでは、躍動感という言葉はしっくりこないかもしれませんが、
オシャレな店内やスタッフ、スローなBGM、グラスやボトルのキラキラ感、気の利くバーテンダーもまた、静かなりにエネルギーがあるものです。

そういう活気やエネルギーに溢れたところには、
悪い霊は… いやいや、負のスパイラルは起こりにくいですよね。

いかがでしたか?
活気と円満をアピールし、悪い霊を寄せつけない集客方法をご紹介しました。
飲食店の経営の参考に少しでもお役立ていただけたら幸いです。



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