たまにいらっしゃるんですよ。
あー昨日けっこう食べちゃいましたね…というニオイを体から放っている方。
自分で気付いていない方も結構多いのでしょう。
にんにくのニオイの消臭方法は、タイミングによっての対処法が変わるので、今回はその解説をしていきます。

ニオイの理由を簡単に知っておこう
にんにくは
・加熱したものより、生の状態
・細胞を傷つければ傷つけるほど
ニオイ成分がより発生します。
ようするに、生のすり下ろしが1番ニオイ成分が発生し、房(粒)のまま加熱したもののほうがニオイ成分が抑えられるというわけです。
そして食べたものは胃で2~5時間ほど消化作用が行われ、その後、小腸で5~8時間かけて栄養素や水分を体内に吸収し、大腸で15~20時間かけて便となります。
上記の時間には、食品、調理方法、体調などの個人差がありますが、これに沿ってニオイの出どころも変わっていくのです。
それでは、タイミング別で何が臭い消しに有効か見ていきましょう。
1、にんにくを食べるているときのニオイ対策
よく、りんご、リンゴジュース、牛乳やヨーグルトなどの乳製品が良いと言われますね。
これらが有効なのは、にんにくを食べている時です。
この食品に含まれる成分が、にんにくのニオイ成分の吸収を阻害したり、分解するなどの作用があるため、にんにくを食べる直前か、食後までに一緒に摂取しましょう。
ようするに、翌日に自分がにんにく臭いことに焦って、一生懸命りんごジュースや牛乳など摂っても意味がないというわけです。

食後数時間のニオイ対策
食後、にんにく料理が胃に残っている数時間の間は、歯磨きやマウスウォッシュ、フリスクやブレスケアのような清涼タブレットやカプセルがまぁまぁ良いかと思います。
この時間になると、匂いの出どころは、口に残ったカスや胃の残留物から。
ただタブレットやカプセルは消臭ではなく、ミント系の香りで少しごまかしてくれる…くらいのものですから、ニオイ成分が消えたり減ったりするわけではないのです。
食べた翌日のニオイ対策

翌日になると、発汗が近道となります。
この時にはもう胃には残っておらず、ニオイ成分はすでに血中に取り込まれ体を巡っていますから、匂いの出どころは、呼気と毛穴などになります。
目に見える汗をかいていなくても、体の水分は常に蒸発しているわけですから、ニオイ成分もそれと一緒に放出されているのです。
そのため、まずは水分をしっかりと摂ること。
その上で、スポーツや半身浴、サウナ(は他の人への気遣いを考えて個室がいいですね)など汗をかくことが有効と言えます。
発汗作用の強いバスソルトを貼っておきますね。
シーボディの入浴剤なんですけど、バスソルトは結構いろんなもの使いますが、発汗においてはこれはぶっちぎりでした。それこそ、にんにくをよく食べる人や爽快に汗をかきたい人には常備がおススメですよ。ちなみに私の推しはラベンダーです。
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二日酔いや体調の優れない時はやめましょうね。
くれぐれも水分をたっぷりとること。
にら、玉ねぎ、ネギ、らっきょうなども同じ
実は、にら、玉ねぎ、ネギ、らっきょうなど、同類の野菜にも同じニオイ成分が含まれています。
ニオイ発生の条件もにんにくと同じで、加熱したものより生のもの、細胞が多く傷つけられてニオイ成分が出ます。
ただこれらはにんにくに比べると、加熱によってかなり匂いが抑えられます。
オニオンスライスは匂いがどうしても残りますが、よく炒めた玉ねぎを食べて翌日まで匂いが残ることはないですもんね。
生のニラを使ったニラだれ、玉ねぎのサラダ、薬味のネギ、らっきょうの酢漬け、エシャレットなんかもニオイが残るので、におわせてはいけない日には、食べる量などご注意ください。
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