飲食店経営者によくある7つの特徴。性格・学歴・モテ度・自意識過剰?あるあるを解説します。

飲食店経営者にある「お客様の立場になって考える」の間違い。集客方法のヒントは自分の目の位置。自分がお客になったら。 料理人の茶話

さて今回は、飲食店経営者の特徴についてお話したいと思います。

私自身、飲食店経営者であるゆえ、私の周りにも飲食店経営者、もしくは実質経営者がそれなりにいますが、みなさん個々の細かな性格においては当然ながらバラバラです。

しかし、経営者たちの多くによく見られる共通点はありますから、そんな共通点を特徴として7つ紹介します。

ちなみに、飲食店経営者といってもいろいろな立場の方がいるので、運営の多くに自ら手をかけている、一番多いタイプの飲食店経営者を対象にしています。

特徴その①ストレスに強め

ストレスにはわりと強め。これが第一でしょうね。

お客様をはじめ、スタッフや業者など生身の人間との関わりが多いゆえの人間関係ストレス、さらには意外とハードな職業であるがゆえの環境的ストレス、これらが常にまとわりついています。

しかしこれらのストレスに負けない思考や体力を持っています。

ストレスに弱そうな経営者も少なからずいるのですが、そういう人たちは経営も長くもちません。
休業したり、お酒などでごまかしながらやり過ごすという危なっかしい人はいます。

ストレスに強い人じゃないと生き続けられない世界なんだと思います。

そのためか、外見や雰囲気も気弱そうに見える経営者は少ない感じがしますね。

特徴その②社交的、人が好き、かまってほしい人

飲食店のバーカウンター

飲食店経営者にはやっぱり、人と接することが好き、もしくは得意というタイプが多いです。

初対面の相手でもそつなくコミュニケーションをこなし、賑やかな場所、または誰かと一緒にいることを好む人が多いです。

仕事でたくさんの人と会うのに、仕事が終わってからも他の店に行ってまた人と会う…なんてこともざらにあります。

そして、自然と人をよく見ていますよね。
意識的、無意識的にも周囲の人を観察しています。

経営歴が長い人ほど、この自然な観察力を持っていると思います。
(それについてはこちらでも詳しく触れているのでよろしかったらどうぞ→飲食店経営は正直言って難しい。それでも利益を出し続けている人の特徴とは?)

特徴その③自意識が強め

良くも悪くも自意識の強い人が多いです。

自意識とは言葉の通り、自己に向けられた意識のこと。

簡単に言うと自意識が強い人は、人からの評価を気にしたり、注目を集めたい、完璧な存在でなければならない、というように人に良い印象を与えるための言動が主体になっています。

これがパフォーマンスやクオリティの向上、気遣いなどに活かされればプラスとなります。

しかし、自分を大きく見せようと上から目線になったり、プライドばかり高かったりにすると対人トラブルにも発展しやすくマイナスとなります。

この後者のタイプは、他人からの意見や否定に傷つきやすかったり感情を大きく揺さぶられたりするのでメンタルもちょっと心配なところがあります。

特徴その④不摂生、酒飲み

不摂生な人、多いですね。
不摂生な生活にならざるを得ない人が多い、って言ったほうがいいかもしれません。

お客様の稼働状況、仕入れや仕込みなどによって食事の時間も変わるし、食べなかったり簡単にパパッと済ませたりも日常的です。

青汁やサプリを飲む、炭水化物を控えたり食事は野菜から食べるなど、ごく一部にこだわりを持つ人は結構いるのですが、総合的に規則正しい生活や運動を心がけている人は少ないですね。

そしてなんといっても酒飲みが多い。
お付き合いや外食も多い。

今は、時代の流れによってだいぶ減ってきたものの、喫煙者も多いほうだと思います。

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特徴その⑤高学歴の人はあまりいない

本当に失礼なこと言ってすみません。
でも事実、飲食店経営者に高学歴な人ってあまりいないんです。

私の周りにも、大卒はまあまあいるけど『高』がつくほどの学歴の持ち主はおそらくいない…(いたらごめんなさい周りの人)
頭の回転とか機転においては優れた人が多いのですが、高学歴者はなぜだか…

そう考えると、頭脳派は確かに少ないのかもしれません。
感覚派、肉体派が多いとなるとしっくりくる職業だと思うので。

特徴その⑥食に対してうるさそうだけどそうでもない

飲食店経営という職業柄、食に対する興味はみなさん強いと思います。
「この食材にはこの味付けは合わない」「良いものを食べていないと舌が乏しくなる」などといちいちうるさい人も確かにいるにはいるんですが…

フタをあけてみると意外に多いのは、
自分が食べる日常的な食事に関しては、こだわりがない、無気力 ” なんて人たちです。

特に経営者が料理人ともなると『自分が作ったものは食べたくない』もしくは『仕事以外に料理をしたくない』という人が結構多く、自分以外の人が作った物ならばもはや何でもいいとか、外食やテイクアウト、インスタントやコンビニご飯などが日々の食事だったりします。

私もこれあるんですよ。毎日いろんな料理をしているのに、仕事が終わったらスーパーでお弁当買って帰っていましたから。

特徴その⑦微妙にモテる人が多い

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ちょっと、男性経営者寄りの話になりますが、モテている人ってちょこちょこいるんですよね。

そのモテ要素とは一体何なのか、挙げてみますと

・まずなにせ出会いが多い
・少なくともその店の中では中核、主力であり頼もしく見える
・職業柄、気遣いと優しさを見せる
・職業柄、話を聞く、愛想が良い
・職業柄、顔が広い
・経営者というまあまあ格好のつく肩書き

というようなスペックが微妙にモテる理由なのではないかと推測します。

さらには、料理人の場合(特にフレンチ、イタリアン、寿司)、手さばきや職人の表情が女性には魅力的に見えるようですね。
飲食店経営者がお客様からよく好意をもたれたり、いい感じの関係になったりというのは、わりとよく聞く話です。
あまり大きな声では言えませんが、浮気や不倫話もそこらへんによく転がっています。

ただし、上に挙げたモテ要素を持っていてもですね、仕事以外ではそうでもない…という人、私の知る限りそこそこいるのでご注意を

特徴〔おまけ〕料理人はもしかしてサイコパス?

サイコパスと言うと『猟奇殺人者』のようなイメージを持っている方もいるかもしれませんが、
厳密に言うと、『人に対する愛情や思いやり、または道徳や倫理観、 恐怖などの感情が著しく欠如しているため、きわめて自己中心的に振る舞う傾向がある精神病質者』だそうです。

脳科学者、中野信子さんの『サイコパス』という著書の中に、
とある心理学者が挙げた『サイコパスが多い職業ランキング』なる記述がありまして、なんと9位に「シェフ」がランクインしています。

飲食店経営者の中には、自身が料理人である方が多いので、ちょっとここでおまけとして紹介してみました。

参考までに著書はこちら↓ 飲食店経営者の話からそれますが、あなたの身近にもいるであろうサイコパスについて詳しく書かれていてなかなか面白い本です。


ただですね、
じゃあ私の周りにサイコパスらしき料理人がいるかとなると、思い当たる人は今のところ出会っていないのでなんとも言えません…

以上、何かはわかりませんが何かのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

他にも料理人についてこんな記事も書いています。
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