私たまに言われるんですよ「旦那は胃袋つかまれてるね」って。
そりゃ料理にはそれなりの自信があります。料理人ですし。
ただ、はっきり言いますけど、胃袋を掴んでれば浮気をされないかどうか…それは別です。
もう初っぱなから言います。私の結論はコレです。
『料理上手さんは浮気をされない』のではなく
『浮気をされても戻ってきたい』です。
まぁそれはそれで「は?」って話にもなりますが。
このように今回のお話は、
『胃袋を掴む』=『浮気をされない』説に、異論を唱える内容となっております。
ただし私の旦那さんはなんの関係もございませんのであしからず。
そもそも料理上手の基準とは何かということを考えてみる
『料理上手』って明確な基準がない名称なので、あえて文字にするとしたら、
■料理が好きでバラエティに作れる
■基本的な料理はレシピなしで作れる
■味付けのバランスや濃淡の平均値をわかっている
…といったところでしょうか。
でもここにもう一押し、私が加えたい重要な要素があります。
■食べる人の反応や好みを情報収集するアンテナがある人
そもそも『料理上手』という名称は自分でつけるものじゃなく、料理を食べた誰かから発せられるもの。
いくら料理が好きで毎日いろんな料理を作ってても、自分好みのものだけではダメで、自分以外の人を満足させてこそ貰える “称号” なわけです。
なので『料理が好きで』『レシピがなくても作れて』…だけで料理上手だと言ってしまうと、なんとかの素、なんとかのタレ、みたいな市販の調味料だけ使っておけば完結してしまいます。
でもやっぱりそうじゃないですもんね、料理上手の手作りの味は。
平均的な味付けとは別にオリジナルのセンスが繊細に仕込まれています。
ではそのセンスとはなんでしょう?
それがアンテナです。
このアンテナがある人は、食べている人の表情、喜び方、箸の進み方、残し方、また日常の会話や行動の中から、細やかな情報を感じ取ることが得意です。
その情報を微妙なさじ加減にまで活かし、相手が喜ぶ味にフィットさせていくことができます。
ここまで出来て、料理上手の域に入ってくるのではないかと思います。
なんだか特殊能力のように聞こえますけど、そんな大げさなことではなく、大切な人をよく知りたい、喜ばせたいという行為の延長みたいなものです。
例えば、とんかつを作るとします。
自分は衣が薄めでお肉の味をダイレクトに味わえるものが好み。
でも相手はパン粉のサックサク食感のとんかつが好きという人だったら、その人にとって衣薄めのとんかつは「こんなのとんかつじゃねぇ!」ってなるかもしれません。
ここのすり寄せが臨機応変に対応できるかどうかなんです。
浮気はしても料理上手の元に帰ってくる
では、話しは料理上手と浮気との相互関係に戻りますが、
男性は女性に『癒し』を求めるとよく聞きませんか?
安らげる場所、落ち着ける場所、など言い方はいろいろですが、この癒しというもの、多くの男性にとってわりと重要なものであるようなんです。
ここで、男性の性質についてちょっとお話しますね。
大昔、男性の仕事といえば『狩』でした。
命がけで戦いに出ている男性にとっては、戦いの後、疲労や傷を癒す時間が必要でした。
そしてまた、次の狩に備えてエネルギーを蓄える。その環境づくりが女性たちの仕事となります。
そのため個人差はありますが男性の脳は女性よりもオンとオフがはっきりしているといわれています。
狩がオン状態なら、癒しの時間はオフ状態。
現代において狩は多様化された仕事となりましたが、そんな現代においてもこの性質は本能として受け継がれています。
そして、自分に合う美味しい食事をとるということは心と身体の癒し薬にもなります。
もちろん食事だけが癒しの全てではありません。
しかしここがちょっと重要で、そもそも前述の “アンテナがある女性” なら、家事や世話など小さなことにも気付いてケアできる “癒しの土壌” を自然と作れている人が多いと考えます。
ただし残酷なことに、それでも男性って他の女性に性欲が向けられるのはまた別問題にあるようでして、する人はするんですよ。(この別問題に関しては下に参考著書を紹介しておきます)
しかし日頃からこのオフ状態のときの質に満足していれば、浮気をしてもその癒しの土壌やそれを作っているパートナーを必死に守ろうとするのだとみています。
なんとも都合よすぎる話しだと、女性たちから怒りの声が聞こえてきそうですが…。
さて、浮気の本質について知りたい方は、不倫をテーマにしたこちらの著書がおすすめです。
なぜ人は不倫をするのか、なぜ不倫は過激にバッシングされるのに減らないのか、脳科学者の中野信子さんが最新の学術論文と科学的エビデンスをもとに、不倫をめぐる謎を解き明かしています。
飲食店経営者が見た浮気の才能を持った男の不倫劇はこちら
飲食店ドラマ「浮気の才能」浮気の才能をもった男の圧倒の不倫劇
料理には時々“変化”を
そういえば以前、有名な心理学者さんが言っていました。
『男は安定すると浮気しやすくなる』と。
安定とは、仕事や経済面、日々の生活全般における安定です。
料理で言うと、女性はホルモンバランスの影響で料理の味が僅かに変化すると昔から言われていますが、それが自然と飽きさせないようになっているのだとか。
だとしたら、意図的に変化をつけていくのもアリではないでしょうか。
香辛料や濃淡を変えたり、他国料理を一品入れたり、いつもは用意しない食後のデザートを作ってみたり…。
毎日同じような味付けや、ただ彼の好きなものだけを作るのではなく、時には変化を凝らして彼に適度な刺激を与えてみるのもいいですね。
さて、最後にこれちょっと教えちゃおうかな。
クリーミーでトロっとしたフレンチ系ドレッシングの中に、わさびのビーズが入っていてピリリッと刺激をくれる、ハマる人続出のドレッシングです。
スーパーではあまり売っておらず、1リットルボトルしかないので飲食店向けなのかもしれませんが、これをうちで出すと決まって誰かしらどこで買えるのかと聞いてきます。
いつものサラダの味変によろしかったらどうぞ。
「お。なかなかやるな。」な、ご飯のお供のレシピを紹介していますのでよろしければそちらもどうぞ。
最高のご飯のお供【鮭みそバター】
こんな記事もよろしかったらどうぞ。
どこから料理上手?料理人から見た「この人、料理上手だな」と思う人たちの特徴5選。
モテるホステスのずるい接客テクニック「お願い上手」がお客様の心を掴む心理とは?飲食店版
PR