
毎日いくつものゆで卵を作る私の結論は“お湯から”
私、親鳥に恨まれても仕方ないほど毎日卵を使って料理をしています。
その中でも頻度が多いのはダントツでゆで卵。
開業当初はとにかくその茹で加減と殻むきにずいぶん時間をとられたものです。
あの頃の私に教えてやりたいことのひとつ…ゆで卵はお湯から茹でろ!
いや、もう家庭科の教科書を ゆで卵はお湯から に変えてほしい。
ほんの少しのコツで、剥きやすくてストレスのない、美味しいゆで卵をご紹介します。

でもゆで卵作るとき、いきなりお湯から卵を入れると殻が割れたり美味しくできないんじゃ…
小学校の家庭科の授業で学ぶゆで卵の基本は“水から”。真逆の調理法は抵抗ありますよね。
確かに時々、殻に亀裂が入って白身が少し漏れ出す卵もあります。ただこれ、もともと薄くヒビが入ってる卵なので水から茹でても結局同じ現象になります。
そして気になるのは味や食感ですよね。
大丈夫です。水から茹でるのとでは茹で時間が変わるくらいで味や食感に変化はありません。
とにかくゆで卵を作るときは、お湯から茹でる!ヒビを入れて冷やす!これだけ
ゆで卵の作り方(半熟) ※冷蔵庫から直行のL玉使用
- 沸騰した湯にそっと卵をいれ9分茹でます。
- 冷水にとり、殻にヒビを入れて荒熱がとれるまで冷水に漬けておきましょう

あとはいつもどおり剥くだけ。ツルンと剥きやすくぷるぷるのゆで卵の完成です。
【オマケ】茹で時間の目安を教えます

半熟卵なら沸騰から9分茹で、黄身がとろりとたれるようなじゅくじゅく卵なら8分茹でがいいですね。
固ゆででしたら10~11分茹でればOKです。
ラーメン屋さんのあのとろりとした味たまごは、7分前後が多いようです。
味液につけると少し身が締まりますからかなり柔らかめに作りますが、7分以下のゆで卵はポヨンポヨンと柔らかすぎて逆に剥きづらいです。
お湯からの場合、茹で時間がきっちり計りやすいのもメリットです
水からだと、沸騰してから○○分という茹で時間で見ますが、
どこからが沸騰?って思ったことありませんか?
ちょっとポコポコ?
すごいボコボコ?
って…笑
それに他に作業しているともう沸騰が始まってることに気付かなかったり…
毎度、火の通り加減が微妙にちがうとか…
卵は卵白が約70度、卵黄が約65度から凝固が始まるので、季節によって沸騰までの時間に変化が生じるとどうしても加熱具合にも影響してきます。
ボコボコしたお湯からなら、卵をいれた瞬間からきっちり時間が計れるので、そういった失敗がありません。
たかがゆで卵。
されどゆで卵。
今まで水から茹でていた方、殻がきれいに剥けずイライラしていた方、ぜひお試し下さい。
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