記事内に広告を含みます

酔ったときに食べたくなるのはわかりやすい味。居酒屋・ダイニング・バーなどメニュー作りの参考に。

飲食店の集客方法「酔ったときに食べたくなる食べ物」の巻。飲食店のメニュー作りの参考に。メニュー表 集客術 関連記事

あなたが酔った時に食べたくなる食べ物ってなんですか?
ラーメン、お茶漬け、アイスなど甘いデザートを好むかたもいらっしゃるかと思います。

私は仕事でもプライベートでも、お酒を飲んでいる人たちを多く目にするのですが、今回はそんな観察の中、常々感じていた
『お酒が進んできた時に、わかりやすい味の料理を欲しがる人がどうも多い』
というお話。
わかりやすい味とはソウルフードのような馴染み深い料理。複雑ではない味。


お酒を飲んだとき、しょっぱいもの、味の濃いものが食べたくなると言われますが、なんだかただそれだけじゃないと考えます。

あくまで個人的経験談ではありますが、お酒の提供を伴う飲食店、居酒屋や小料理屋などのメニュー作りのお役に立てるのではないかと思っております。
参考にして頂ければ幸いです。

そもそもお酒を飲むと味が濃いものを欲する理由とは?

そもそも、お酒を飲むとしょっぱいもの、味の濃いものがなぜ食べたくなると言われますがなぜでしょう?

ひとつはアルコールによる利尿作用で、体内の塩分濃度が薄くなるため塩気を欲する、ということ。
他に、アルコールの分解のために亜鉛が消費されることによって、味覚に重要な亜鉛が減り味覚に支障がでる、というのもよく言われている話ではあるものの、そもそも味覚自体まだまだ未解明な部分があるようです。

ただ、飲酒によって塩気を好むことに限らず、5つの基本味(甘味、塩味、酸味、苦味、うま味)の判別が鈍る傾向があることには、間違いないようです。

そうなると、冒頭に言った「お酒が進んできた時に、ソウルフード的な料理を欲しがる人がどうも多い」というのもちょっと腑に落ちるんです。

お酒を飲むと、塩気というよりは『わかりやすい味』を好む

: にんにく料理の後の臭い消し。時間によって変わる消臭方法。ねぎ、ニラ、らっきょうなども。餃子。

何が腑に落ちたかと言うと、お酒もそこそこ進んできた酔い心地の頃、好んで食べる料理(注文やリクエスト)を見ていると、ただ、しょっぱいもの、味の濃いものを欲するというよりは
子供が好きそうな味というか、庶民の馴染みの味というか、わかりやすくはっきりした味を好む傾向があるということなんです。

ごく一部ですが具体的にあげると、ラーメン、生姜焼き、焼肉、ピザ、餃子、カレー、唐揚げ、ポテトフライ、チョコ、アイスのように、幼い頃から馴染み深い、ソウルフードと呼んでもいいくらいのみんなが大好きな料理です。名前だけで鮮明にイメージできる料理ですね。

例えば、なにかご飯ものを食べたくなったときにリゾットやパエリアよりは、チャーハンやおにぎり、
なにかさっぱりしたもの食べたくなったら、いろいろと入った和え物よりは、白菜やキュウリなどのつけもの…みたいな感じです。

お酒のあとのシメに、ラーメンが食べたくなる理由はこちらにも書いているのでよろしかったら読んでみてください。
お酒を飲んだ後、なぜラーメンなのか?”しめのラーメンが食べたくなる謎。


お酒の飲み始めは、食に対して意欲が沸くのでいろんなものが食べたくなります。
そのお店の名物料理、初めての料理にも興味を持ったり、体のこと考えてサラダを頼んだり…

しかし、お酒が進むほど、目新しい料理やオシャレな料理、初挑戦の料理への意欲がなくなり、馴れ親しんだ安定の味に帰ってくる、みたいな。

なので、“お酒を飲むことによって味覚の判別が鈍る” ということを考えると、上に挙げたようなソウルフード的な、わかりやすい料理が好まれるのが納得なんですよね。

複雑な風味より、一口で主張がわかる味付け

そして、しょうゆ味、ソース味、塩味、味噌味、ケチャップ味、マヨネーズ味、チーズ味、カレー味、にんにく味と、何味かわかりやすい、そんなハッキリ味の料理も好まれるようです。

これは実際に私が、宴会などのケータリングや、ホームパーティなどの経験から実感していることなのですが、
例えば、ナポリタンならちょっとケチャップを多めにいれたり、
焼きうどんはソースとしょうゆの両方使うことがありますがどちらかにはっきりと寄せたり、
唐揚げはにんにくをしっかりきせる、など。

塩味を強くする、というよりは何かひとつ際立つ、主役の味がある料理ですね。
酔い心地のお客様に何か振舞ったりするときは、これを意識しています。

複雑な風味より、一口で主張がわかる味付けがウケるというのも、やはり、“お酒を飲むことによって味覚の判別が鈍る”ということの表れではないかと勝手に紐付けております。

サイドメニューにソウルフード的な料理を置いてポイントアップ

お店の色や看板である創作料理は、おそらくお酒の飲み始め、食欲を刺激されている状態のお客様にはなんでも魅力的に移り、いろいろと興味を持ってもらえると思います。

それ以外に、ちょっとお酒が進んできた時に、深く考えさせない安心の味日本人の慣れ親しんだ味、サイドメニューにそんな料理を置いてみるのもゆっくり飲んでいってもらえるポイントになるかもしれませんね。

「そんなのどこでも食べれるじゃん」的な料理は、ニーズが高いからこそ、どこでも食べれるほど存在しているわけですから。


もちろん好みや気分による個人差もあるので一概ではありませんが、
どうやらお酒が進んできた時にソウルフード的な料理を欲しがる人が多いようだ、
というお話でした。


こんな記事も書いています。
『嫌な酔っ払い』酔っ払いタイプ別の心理と対処法。はしゃぐ・怒る・口説く…。飲食店経営者が解説


食事中のお水はマナー違反?お酒は良いのに水やお茶はNGと言われる理由


仏ベスト・ソムリエ厳選ワインをウォーター・サーバのように注いで楽しめる!
BiBoViNo(ビボヴィーノ)日本初上陸


タイトルとURLをコピーしました