飲食店が潰れる前兆に直面!廃業させないための集客術とは?(弱い紐帯の強み)

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前回は、『弱い紐帯の強み』(紐帯=ちゅうたい※後に説明します)という社会的ネットワーク理論を中心に潰れそうなお店について解説しました。飲食店の潰れる前兆、飲食店経営者が警戒すべき危機的なシグナルなど。

飲食店が潰れる原因には様々な背景があるものの、パターンとして多い『お客様の減少による経営困難』について、現象と経営者の特徴について詳しく解説しましたが、

今回は「じゃあどうするか」というお話です。

前回話をまだご覧になっていなければ、ご覧頂いた方が当記事の内容がわかりやすいかと思いますのでよろしかったらご参照ください。→潰れる飲食店の前兆②潰れそうなお店のある現象と経営者の特徴。(弱い紐帯の強み)

前回話を超ざっくりおさらいすると、

■お店に来るお客様が、同じような団体のお客様、同じ顔ぶれの常連客になってきたら黄色信号。

強い紐帯を重んじる経営者は無意識に変化から逃げる性質があるため、抜本的対策に消極的。ゆえに手遅れになる可能性が高まる。

■逆に、弱い紐帯を重んじる経営者は変化を恐れず、新しい人や情報に出会う機会が多いため、発展的で切り替えが上手い経営に非常に有利に働く。

という内容でした。

紐帯(ちゅうたい)とは何かと言うと、人の繋がりを表しています。
強い紐帯は、家族や友達や同僚など、同志の仲間たちを指します。前回話ではわかりやすく『仲良し組』と称しました。
弱い紐帯は、挨拶や軽い会話をする程度の友情関係のない人々のことを指します。こちらは『顔見知り』ですね。

しかし実は、日本人は群れの絆が強く保守的なので仲良し組(強い紐帯)との関係性を重んじる人が多く、この顔見知りの関係性(弱い紐帯)を重視している人はわりと少数派です。

ただ、意識的にできることはあるので、どうやって集客に活かすか?を詳しく解説していきたいと思います。

弱い紐帯を重んじる人はどんな特徴があるか

飲食店の集客方法イベントは集客の強い味方。セミナーの参加


さて最初に、顔見知り(弱い紐帯)を重視している人の特徴をあげてみましょう。

まず、同じ場所や同じ行動、限定的なコミュニティは退屈に感じるので、広域な行動範囲で、浅く広い交友関係を持っています。
開放性(拡散的思考や好奇心)が高いのが大きな特徴で、いろんな人や、新しいこと、一見不必要にも思える情報にも興味を持ちます
その興味から、人の話を引き出すことが非常に上手、それゆえコミュニケーションも意欲的に見えるので、相手から「この人に情報をあげたい」と思ってもらえる得な性格の持ち主が多いです。自分に興味を持ってくれる相手に好感を持つのはもはや人の常ですから。


そもそも顔見知り程度の相手は、自分と異なる環境や価値観を持つことも多く、新奇性の高い情報や、思いもよらぬ発想をもたらしてくれる可能性が高まります。
そんな関係から多分野の情報を蓄えることができるので、変化へも意欲的にチャレンジできます

自分が身を置く界隈で仲間達との絆を育むより、あちこちの界隈に点々と自分を知る人がいてくれた方が発展的な経営には有利であることはおわかり頂けると思います。

しかし冒頭でも言いましたが、わりと少ないんですよね、こういうタイプの人は。

じゃあ、元々そういうタイプじゃない人は無理なのか…というとそうではなく、意識してできることをやってみるだけでもたくさんの顔見知りを持つことができます。

弱い紐帯を築こう

弱い紐帯を築く、そう、顔見知りの人を増やしていきましょう。

まずは、さほど親密ではないが面識のある人と会ったら、軽く挨拶をして、2、3言、言葉が続くようなら会話をしてみましょう。

自分の話ではなく、相手の話を引き出すように会話ができればベストです。
こちらの記事でも詳しく解説していますのでよろしかったら参考になさってください。
お客様の心理を知る!「お客様が好む会話」で接客を攻略!飲食店経営者の経験談。集客対策

この記事中で紹介しているビートたけしさんの言葉、ここでもあらためて紹介しておきます。

「料理人に会ったら料理のこと、運転手に会ったら車のこと、坊さんに会ったらあの世のことでも何でも、知ったかぶりせずに素直な気持ちで聞いてみたらいい。自慢話なんかしているよりずっと世界が広がるし、何より場が楽しくなる
たとえ知っていたとしても一応ちゃんと聞くのだ。そうすれば専門家というものはきっとこちらの知らないことまで話してくれる。井戸を掘っても誘い水をしないと水が湧いてこないように、人との会話にも誘い水が必要なのだ

自分の話をしていても、ただ自分が気持ちいいだけで終わります。
思いがけない情報というのは思いがけない他者からの発信にたくさん潜んでいます。
この言葉の中の「世界が広がる」には、視野はもちろん発展という意味も込められた、本当に世界に出たたけしさんの実体験とも言えますね。

さて話は戻り、外出やイベントの参加、飲みに行くのが好きな人でしたら顔見知りを築くには非常に好都合です。
自分の行動範囲外に出かけてみたり、先々で居合わせた人と簡単な会話からしてみましょう。

くれぐれも自分の話ばかりになったり不審者やウザい人にならないようお気をつけください。
飲み屋で嫌われるコミュニケーション会話・失敗3選。飲食店経営者から見た1人飲みの下手な人

私はよく散歩に行くのですが、面識のないご年配の方々から時々挨拶されたりします。
そうすると、挨拶のついでに「寒いですねー」なんて一言付け加えると、次回お会いしたときに「あっちの道は工事で塞がってるよ」とか「ラジオ体操始めたら神経痛が良くなって…」なんて情報をくれたりします。笑

外に行くのがあまり好きではない人でも、挨拶するくらいの業者さんやご近所さんなど周りにいると思います。いつも挨拶だけで終わるところを2、3言レスポンスの伴うような会話を心がけるのも良いでしょう。

SNSも大変有効です。
しかしSNSもまた同じ志向性を持った限定的なコミュニティに身を置いてしまいがちな空間です。それでは前回お話したエコーチェンバー現象(同じ趣の限定的コミュニティでは自分の意見が賛同されやすいため正解だと勘違いしてしまう現象)が起きてしまいますから、年齢、性別、趣味思考などいろんなジャンルの人の投稿を覗いてみたりコミュニケーションを図ってみましょう。


人に会った数だけビジネスは生まれる
これは帝国ホテルの定保英弥社長がモットーとしている言葉なのですが、多くの人と会うことは現代ではビジネスのもはや常套手段です。
同じような所で同じような人と同じような行動をしている強い紐帯の環境下ではどうしたって出会いは限られてきます。

たくさんの人と出会う、というと社交的なハードルを感じる方もいるかも知れませんが、出会った人と一生懸命コミュニケーションをとらなければいけないわけではないので、あまり気負いせず “顔は知ってる” “挨拶くらいはする” という人をとりあえず増やしていけば良いと思います。

ただし、何をおいても集客活動は続けましょう

新しいお客様を呼びこむための集客活動は手を緩めずやり続けましょう。

私は何度も言いますが、連日お客様で満席の繁盛ぶりでも、目標売上げを達成しても、お店の魅力アピールと歓迎ムードを発信し続けるのです。

例えば、「軌道に乗ってきた」「予約が増えた」「メディアに取り上げられた」などで慢心になるときがあります。必死に呼ばなくてもお客様のほうからやって来てくれて、自分の経営手腕を確信するのです。

そうすると多くの人は集客活動が疎かになっていくんです。

しかし、今、目の前にいるお客様たちは、どんなにお店を気に入っていてもいづれ離れていきます。
集客活動をしていないのにお客様が減ってきたとき「なんでお客が来ないんだろう」と嘆いている経営者さん、少なくないんです。
以前、それについて詳しく解説した記事がありますのでよろしかったら参考になさってください。
客が減った・来なくなった意外な原因「新規客へのアプローチ不足」飲食店の永遠の集客活動

でも、盛り上がる魅力があるお店なのだから、目の前のお客様が去っても、集客活動をきちんとしていればまた新しいお客様が来ます。

今のお客様は過去の集客活動によるもの、未来に出会うお客様は今の集客活動によるもの。

飲食店はそうやってお客様が入れ代わり立ち代りで歴史を作っていく場所です。

そして、たくさんのお客様との出会いもまた弱い紐帯の強みとなっていきます。
日頃から意識していれば、潰れないお店の土台作りにも有効です。

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集客に関して私が実際に経験してきたことなどをたくさん書き連ねております。
よろしければこちらからどうぞ→集客術関連記事一覧


弱い紐帯の強み。
変化へ挑み、発展性を高める社会的ネットワークの理論。
お役に立てれば幸いです。



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