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地味に良く効く飲食店の集客方法「点と点をつなげる」集客術。単純接触効果・飲食店経営

飲食店の集客方法イベントは集客の強い味方。自分を売る。 接客術 関連記事

飲食店に限らずとも、集客活動は日頃から地道にコツコツ積み重ねていく作業がほとんどです。

今回お話する集客方法もそのひとつで、簡単に言うと、普段からたくさんのところに自分の存在を点々と置いてくるという方法。
しかし数撃ちゃ当たるじゃないですけどセールスマンのようにただ売り込みに歩き回るのではありません。そこにはちょっとしたコツがあるのです。

地道で、ある程度の社交性を持ち合わせた方に向けた集客方法となりますが、私も長年の飲食店経営の中で、これら点と点が線になっていく様子を幾度となく目の当たりにしてきたので、地道でありながらも非常に有益であることは断言できます

以前書いた記事 「入りやすい店とは?」4つの情報を発信して入りづらさを打破!飲食店・個人店の集客方法。 で、お客様が初めて入る飲食店について前もって知りたい4つの情報『料理』『価格帯』『人』『雰囲気』について触れていますが、この内の1つである『人』は店主や店員のこと。
どんな人がやっているお店なのかを事前に知るということは、入りにくさを緩和する安心材料のひとつとなります。

そこに繋がる集客方法、ご興味がある方はぜひ読んでみてください。

自分の存在を点々と置いてくるという種まき

できるだけたくさんのところに、できるだけ広域に、自分の存在を点々と置いてきます

点を種だとすれば、正直言って芽が出る確率も高いものではないですが、そもそもタネを撒かなきゃ芽は出ません。

例えば、美容院、マッサージ店、スポーツジム、サークル、飲み屋なんかで、こんな会話のくだり、よくありませんか?
「お仕事は何をされているんですか?」
「飲食店をやってて…」
「この辺なんですか?」「あーあそこのお店ですね!」
っていう感じの。

そんな世間話程度の「私はどこどこでこんなお店をやっています」をさりげなくいろんなところに『点々』と置いてくる感じです。


人って、小さな接点だと、大して頭にとどめておかないものですが、別ルートから関連性のあるもうひとつの接点があると点と点が線になり、何倍も強く印象づくんですよ。

例えば、
私が初めて行く美容院で「鷲尾さん、お仕事は~」なんて先ほどのような会話をしたとします。
これだけだと点は1つ。美容師さんは私のことをおおよそ『どこどこで飲食店をやられているお客様』ってだけの印象です。

後日、この美容師さんが何気なくSNSを見ていて、自分の友達がランチを楽しんでいる投稿を見ます。これもまた点が1つ。友達の楽しそうなよくあるひとコマを見た、というだけです。

でも、この友達がいたお店が私のお店だとわかった瞬間、点と点がつながり、
「あ!ここ、鷲尾さんのお店だ!友達はよくここ行くのかな」と、より強く脳裏に残るのです。

そして、この美容師さんは私のお店に興味を抱き訪問してくれる…
なんて単純なことではないですけど、印象のない店より印象の強いお店のほうが、機会率が上がるのは確かです。
また、
「あのSNSにあげてたランチのお店、店長さんがうちの美容院のお客さんなんだ」
「あー、あの美人店長ね!すごく優しくて楽しかったよー!(※希望イメージです)」
なんて、他所でまた話題にしてくれればそれもまた相乗効果となります。

こんなことありませんか?
初対面の人と会話をしていたら、
共通の知人がいた、
地元が一緒だった、
同じパン屋に通っていた、
など、ただ初対面同士という間柄よりも、グッと距離が縮まり親近感が増した…なんていうこと。

意外なところで繋がる、という偶然は『縁』を感じさせてくれるからです。

種をあちこちに撒けば、いつか芽が出るのはある意味必然ではあるのですが、相手が勝手に『縁』や『運』を感じてくれれば非常にラッキーだと思いませんか?

名刺交換会、セミナーなど交流イベント

ここに挙げといてこんなこと言うのもなんですが、私個人的には名刺交換会やセミナーはあまり重要視していません。知り合いや営業さんたちからお誘いを頂くことはあるのですが、私がそういうビジネスライクな場があまり得意ではない、というところがありまして。

しかし実際に名刺交換会などに参加された飲食店経営者の方のお話ですと、後の仕事に繋がるというよりは、異業種の方々との情報交換のほうが主ということです。

ゴリゴリ売り込みに来るわけではなく、あくまで交流を通してのビジネスの人脈作りの場。

そして、都市部での開催が多いという面を踏まえても、事業の拡大やスキルアップの面では、こういう場への参加も有効だと思います。

私も小規模やカジュアルなイベントには参加したりします。例えば知人の団体が開催する餅つき大会とかバーベキュー、音楽ライブなどですね。面識のない方とでもラフに交流しやすい(だいたいみなさんお酒が入っている笑)ので。

広域は大事だけど、地域のお店や施設にも

地域や近所の人たちとの交流も育みましょう。

同界隈のお店や施設や自治会など、地域の人たちはお店の繁栄に協力的な人が多いです。これは人間の群れの習性によるもの。
お互いにお客様や業者さんを紹介しあったり、有益な情報を提供しあったり…
持ちつ持たれつ、というやつです。

これについても詳しく書いた記事があるのでよろしければ参考になさってください。
お店の生存率を下げる怖い群集本能。飲食店経営を左右する“群れの絆”とは?

時々、 “他のお店を紹介するなんてわざわざ自らお客様を手放すようなことはしない” という主義の方もおられるようですけど、
お客様ってどのみち、同じお店にずっと通ってくれるわけではありませんから、そんな囲い込むような意識、あんまり意味ないんですよね。

お客様はいつか離れていくもの…その理由についてはこちらの記事で解説しています。「あの常連さん最近見ないなぁ」来なくなった常連さん。何故その常連客は来なくなったのか?

小さなアクションでも良いんです。交流の場が多いほど、いわゆる “顔が広い” ということです。
その人脈はいろいろな形で、必ず経営に有益なものとなっていくはずです。

良質な種にするためのコツ

やぶからぼうに売り込めばいいってものではありません。
『点』も印象が悪ければ逆効果です。そこには受け入れてもらいやすくなる心理的なコツというものがあります。

種まきも種が良質であれば芽が出る確率が上がるのです。

宣伝、誘いの言葉は「笑顔でひとこと」で

宣伝、誘いの言葉は『笑顔でひとこと』にして伝えましょう。
「お近くにいらした時はお気軽に」
「パスタが食べたくなったらぜひ」
などなど、「あなたが良ければ」的なニュアンスのひとことで十分です。とにかくゴリ押しは逆効果です。

「ぜひ来てくださいサービスしますから!○○が美味しくておススメなんですよ!あとうちは珍しいお酒も置いてましてね……」なんてグイグイこられたら誰だって、多かれ少なかれ抵抗感が生じてしまいます。
このゴリ押しに対する抵抗感は 『心理的リアクタンス』と言って、こちらの記事でも詳しく解説しているのでよろしかったら参考になさってください。
ゴリ押し注意!推されると抵抗したくなる心理から考える販売・誘導テクニック。飲食店集客方法

かといって何のお誘いの言葉もないと「私にはあんまり来て欲しくないのかな」と思われ兼ねませんから笑顔でひとこと「あなたさえ良ければ」のスタンスで声をかけましょう。

もし相手の方が興味を持ってくれれば、向こうから他の事も聞いてきてくれますから、そうしたらそれに応じて答えればいいのです。

他の飲食店で自分のお店の勧誘はご法度

他の飲食店、つまり同業者のお店で、自分のお店の宣伝をするのはタブーです。

私も外食が好きなのでいろんなお店にお邪魔しますが、居合わせた他のお客様と会話が弾むこともあります。しかしお店の宣伝などまずしませんし、聞かれない限り自ら職業を言うこともありません。

行きつけなど気心の知れたお店であっても、それは礼儀と考えます。なぜなら、そのつもりがなくても、お客様を取ろうとする行為と紙一重ですからね。

親交のあるお店では、だいたいそこの店主さんの計らいで
「こちらの鷲尾さんは、どこどこでお店をやっていらっしゃるんですよ」と紹介してくれます。
そんなときはご好意に甘えて「よろしかったらぜひ」とひとこと申し添えます。
人によっては「どういうお店?」「何時までやってるの?」などと詳しく聞かれたりもしますから、質問に対して答える程度で済ませます。

やっぱりそこは、よそ様のグラウンドなのです。気遣いは円満な人間関係の構築に欠かせませんからね。

名刺をいつも持ち歩いていましょうね

意外に持っていない方いらっしゃるんですよね、名刺。

私はほぼ持ち歩いています。プライベートな外出でもです。
知人づたいに紹介を受けたり、または、ひょんな事からお仕事の話に発展した時など、ある程度の仕事の絡みがあってのうえで渡すので、頻度は多くないのですが、どこでそういう機会に出会うかわからないので持ち歩いています。

そもそも名刺を作っていない…という方は、すぐに作りましょう。
日本のビジネスでは必須ツールですので。

ちなみに、ショップカードのような、お店の名前しか入っていないものは名刺ではありません。
必ず個人名の入った名刺を使いましょう。社会人としての信頼度に一歩近づきますからね。


いかがでしたでしょうか?

私自身すごく社交的なタイプというわけではないので、活発な交流はちょっと苦手です。
しかし、冒頭でも言ったように、このように点と点が線になっていく様子を幾度となく目の当たりにしてきたので、非常に有益であることを確認済みの上で解説させて頂きました。

必死に売り込んだり、アピールしなくても、そっと自分の存在を『点』を書くように置いてくる集客方法、日頃から心がけてみてはいかがでしょうか?



関連記事はこちら。人と人を引き合わせて顔が広い人になろう!という集客方法を解説しています。
経費ゼロ効果大!お店の最強宣伝システム「顔が広い人」になる方法。飲食店の集客方法



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