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「珍・面接エピソード」7選。飲食店経営者が実際に経験した面接ドラマ。

飲食店接客業の会話術。お客様が好む会話を飲食店経営者の経験からお話します。 料理人の茶話

前回、飲食店さん向けの面接記事を書いているとき、過去の様々な面接エピソードを懐かしく思い出しておりまして、(ちなみにその記事はこちら→バイトがすぐ辞める(泣)…良い人材を見つける「辞退ありきの面接法」飲食店経営者の経験談。)

そんな中でちょっと変わった『珍面接 (知人の経営者談も含む) エピソード』を今回は紹介していこうと思います。

①志望動機「親が勧めたお店だから」

ある日ご来店された初老ほどの女性のお客様から、お店のことについていろいろ聞かれました。
開業年数や客層、従業員の数や年齢層、メニューの数などなど。

その翌日「うちの子供を働かせてもらえないか」と再度お店にやってきました。
昨日の会話は、ご自分のお子さんに合うかどうかの下調べだったようです。

子供が成人者であろうと、子供の仕事に親御さんが関わってくるのは、どの時代にも時々見られますね。

「お子さんご本人から直接、応募を頂ければ…」という旨を伝えたら、ご本人から連絡が来たので面接させて頂きました。

志望動機の欄にも『母に勧められたので』と記入されていました。

②「睡眠薬がないと寝れないんです…」

この面接者、勤務の希望時間が『昼過ぎから』だったんです。

理由を聞くと、睡眠障害により医者から睡眠薬を処方されいて、薬の影響や体調によって時々不安定になることがあるため、早い時間に来れない可能性があるのだと。

正直に言ってくれたのは大変ありがたいのですが…。



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③「私が採用となりましたあかつきには!」

「私がこちらで働かせて頂くことになったら、自分が所属するスポーツ団体からのケータリングや宴会の依頼が入ると思います」

と、採用と仕事依頼の抱き合わせ、みたいな売り込み面接がありました。

さらには「採用して頂いたら早速、誕生日ケーキの注文をしたいのですが可能ですか?」

私「誕生日ケーキはやっていないんですよ」

面接者「では注文して、私が作るというのはどうですか?」

私「それならおうちで作った方がいいですよ」

…というやり取りも。笑

飲食店接客業の会話術。お客様が好む会話を飲食店経営者の経験からお話します。話が面倒なお客様

④面接で時給UP交渉

家庭の事情でお金が必要らしく
「時給を200円上げて頂けたら明日からでも働けます!」と、海外の年俸制のような給料交渉から始まる面接でした。

なにかと大変な境遇にいらっしゃるのでしょうが、「スタートラインも昇給システムも皆さん一律です」と伝えました。

⑤方角が吉

志望理由を聞くと
「自宅から、開運的に良い方角がこのあたりだったので」という応募者さん。

信仰する占い?風水?かなんかで働くのに吉とされる方角があり、仕事をするならこのあたりでと決めていて…みたいな感じでした。

同じ界隈の他のお店さんにも、この方だと思われる応募があったことが判明し、一時的に話題の人でしたね。

⑥「現在妊活中で、妊娠するまで働きたい」


応援したいのですが…


うまくいけば、来月退職になりますよね?

⑦ 履歴書の職歴が「思い出した順」

面接者の方は過去にいろいろなお仕事をされていて、よく覚えていないようなんです。
職歴の欄はただ勤務先名だけが6~7つほど書き連ねているだけで、入社年月日や勤続年数はかかれておらず不明。
しかも歴順ではなく、思い出した順。

話をしているうちに思い出されることもあって、「ってことは4番目の会社の次が2番目の会社ってことですね」とパズルを合わせをしていく面接でした…。なかなか面白かったですけど。

『クリーニング店』など会社名がない職歴もありましたね。

〔おまけ〕なぜか英語なまり

将来、海外での飲食店開業を夢見て、英会話を勉強しているという面接社さん。

話始めに必ず「アーン…」って言うんですよね。

ちなみに純粋な日本人です。ずっと地元に住んでいらっしゃるような…
「アーン…自転車だと15分くらいです」
「アーン…木曜と金曜はお休みが欲しいです」

接客業のストレス。接客ストレスを増やさないために大切なこと。接客に疲れない方法。ストレス解消法


さて、

思い起こせばいろいろな方がいらっしゃいました。
総合的に見て、実は採用させて頂いた方もいるんですよ。

しかし『珍』だけあって、採用率はぐんと下がりますから、これから面接に挑まれる方は、気をつけたほうが良いと思いますよ。

って、なかなかいないか。




こんな記事も書いています。
飲食店から見たちょっと困るお客様あるある。店側ができる対策も含め紹介します。




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